ワイヤークラフト&アート

ワイアークラフトマスター講習のご案内。(wireなので正確にはワイアーなのですが、便宜上タイトルのみワイヤーと表示しています。)

出展スケジュール。

 

8月3日(土)青空個展/下北沢駅前
 4日(日)渋谷インフォスタワーFM/渋谷駅近(桜丘)
10日(土)11日(日)秋葉原UDXビルFM
13日(火)~15日(水)ラチッタデッラ青空個展/川崎
17日(土)未定
18日(日)五反田TOCビルFM
24日(土)青空個展/池袋西口駅前公園
25日(日)池袋西口駅前公園FM

 

9月7日(土)8日(日)秋葉原UDXビルFM
14日(土)未定
15日(日)池袋西口駅前公園FM
21日(土)22日(日)秋葉原UDXビルFM
9月26日(木)~10月1日(月)image2013(ミネラルショー)/新宿第一生命ビル

 

11月2日(土)3日(日)デザインフェスタ/東京ビッグサイト
11月4日(月)相模大野アートフェスタ/相模大野駅前
12月5日(木)~9日(月)東京ミネラルフェア/池袋サンシャイン文化会館

 

11月のデザインフェスタは、二子玉の@rst様とRimiy様とのジョイント出展です。
久しぶりの出展なので少し大きなオブジェを作って展示します。
写真は昔作った身長160センチのオブジェ。

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そして、前後しますけれど、image2013が終了した頃にちょっとした発表が出来るかもしれません。
まだ、先ですけれども。

色々探しています。

現在、利用させていただいている二子玉@rst会場での受講者様を募集中。そして、どこか講習の出来る新たな会場も同じく探しています。

 

 10年以上前に最初にワイアークラフト講習を行った時は、原宿の表参道にあるexreamという60坪もある割と大きなイヴェント会場で作品の展示会を開催して、そのプレミアムイヴェントとして開催しました。

当時は新宿ルミネでアププレというお店をやっていましたのでスタッフも沢山居ましたし、その数ヶ月前にテレビチャンピオンに出させていただいたり、女性誌に記事を掲載していただいたりしていた時期だったので、募集すると直ぐに定員60名が埋まりました。

何事もタイミングですね。

最近は僕、zenju(ゼンジュウ)もあまりアクティブな活動をしていませんが、クラフトイヴェントの開催、そして久しぶりに店舗展開も視野に。

ここのところ、時間を作ってはあちらこちらに現地調査に回っています。

近いうちに何か面白いお話が書けると良いのですが。

 

 

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11月にはデザフェス。

 

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今年の秋のデザインフェスタに出展する予定です。

ワイアークラフトマスターの修了者さんと僕zenjuと会場をご提供いただいている株式会社@rst様からのアクセサリー、オブジェ、パソコン関連グッズなどで素敵なディスプレイを考えています。

@rstは(アースト)二子玉駅近くの自社ビルでマックパソコンやウインドーズパソコンの修理と教室をやっている会社。

アーストでは写真教室も併催していて、今後も様々な事業を計画中です。

少し先にはなりますけれど、僕も数年ぶりにデザフェスに出るんですからお見えいただいたお客様に喜んでいただけるような何か面白い物を作って展示したいと思います。

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あ、そうそう。6月8日(土)9日(日)は秋葉原UDXビルのフリマにクラフト出展。10日(月)は新宿ミネラルショー(西新宿第一生命ビル)に行きます。お立ち寄りの際に、僕が居りましたら是非お声掛けください。zenju

月曜日は 

6月6日(木)

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あるがままの気持ちを感情と呼び、コントロールすることを思考と呼びます。

気持ちが高ぶるのを考えて押さえる。

気持ちが無いけれど必要なので自分を奮い立たせて。

つまり、この二つは相反するものなのです。

 

好きという事がなによりもの動機、行動力の要となることは言うまでもありません。そして、ああこれやって見たいなあと思い立ったら何かをしなくては居られない。

これが当たり前なんだと思うんです。

でも、来年からダイエット始めようとか、夏が近づいたら身体を絞ろう。とか。

こういった場合は言わば目標(思考)。

もし、スポーツをやりたいとか何かの勉強を始めたい、あのミュージシャン誰?とかの際には、本やネットで調べたり、何処に行ったら出来るのか?会えるのか、聞けるのか。という気持ちが抑えられません。

気持ちは勝手に出てくる物なのですから。

 

マラソンに挑戦したいと思ったら、まずスニーカーを履いてジョギング出来る服装に着替えて表に出てストレッチ。そして、ジョギングを始める。これが気持ちです。

でも、いつかマラソンに挑戦したいけど、今は仕事も忙しいしとか言っている人は何時まで経っても始めないでしょう。出来ない理由なんてものはいくらでも考えつくので、スパッツが無い、ランニングシューズを買ってから、寒いから、暑いから、ストップウオッチ付きの腕時計がないし、、、、。

これは思考。

 

やはり直ぐに行動するにはやりたいという気持ちがなければね。

 

アクセサリーを作りたければ、その前に自分がアクセサリーが好き、またはこんなアクセサリーがあったらいいのに。という気持ちが大事。

仕事としてやってみたいけれど、自分は身に着けない、お店やファッション誌で観てもトキメカナイ。

これでは、どんな作品を作ったらいいか分からないのは当たり前。

 

理屈じゃなく好きと思う気持ちがなければ、それは義務、人から与えられた指示。仕事。

作品作りに一番大事な事は好きという気持ち。

 

ワイアークラフトマスター講習のカリキュラムは考え方、工具の使い方、右手左手と工具の役割を理解していただくこと、デザインは技術の組み合わせであること、作品が商品になる為のあれこれを知っていただくこと。

 

次回は6月6日(木)二子玉@rst会場です。

 

 

5月24日(金)。

 

次回は5月24日(金)。

さあ、今後の講習内容はどうしようかな?と考え中。

カリキュラムのアレンジ、料金体系、基本工具セット、材料実費、サンプル作品、写真、作業動画、授業曜日、の再検討。

受講日数の個人差を軽減するには講習時に予定の作品が完成しなくっても、自宅で完成させて次回提出および、チェックポイントを整理したレポートを提出していただこうかとか。

 

今回、昨年12月に再開したのですが、実はその前に昨年の春ごろ。僕が長年お世話になっている時計修理工房のオーナーから、腕時計のアレンジで作品作りとワークショップの企画を考えてくれないかと打診されていました。

僕は、1995年頃から3年間程、アンティークウオッチの販売をしていたことがあります。オメガ、エルジンロンジン、ユリスナルダン、バセロン、シーマ、セイコーシチズン、オリエント、ジャガールクルト、ジラールペルゴー、ユニバーサル、ラドーとか。

主に、男女兼用か女性用のデザインの物。男性用の大きなクロノとかロレックスには興味が無く、1920年頃から1960年代の時計。懐中時計は1890年代頃からありましたね。

 

昔は、日本でも時計、メガネ、貴金属は同じ店舗で扱っていたんですよね。この3アイテムについてはまた扱い作品として考えてみるのも手かもしれません。メガネはレンズ自体作れませんので、フレームを作るか、ルーペを作るかですけれどね。

時計も、ムーブメントは無理ですが、ダイヤル、針、リューズ、ケース、ベルト、バックル、ポケットウオッチの鎖。

メガネと時計は近じかサンプルを作ってUPする積りです。

 

 

 

 

 

きょくいあせい?

マーケッティングの先には安定、安全という方向性を大事にするという前提があります。
なので、企業論理からすれば当たり前。
無難にビジネスを進めること。
でも、やはり作家としては寂しい。
誰しもこれが本音でしょう。

誰もやっていないこと、今までに見た事の無いもの、人が驚くようなこと。を作りたい。ですが、結果が読めない、いや売れるかと考えると殆どリスキーです。

でも、作家の脳内はこういった訳の分からないモヤモヤが常に浮遊しているので、これを吐きださないと存在否定に繋がってしまいます。僕は何のために作家やってるんだろう、面白くないなあ。誰でも出来ることやってもつまらないよ。とね。

曲学阿世(きょくがくあせい)という言葉があります。
学んだことを曲げて、世にへつらうこと。
曲学は自分が正しいと学んだことを曲げる。
作家で言えば、自分が心地よい、面白いと思った意匠を放棄することですよね。
言わば曲意。

阿世とは、世におもねること、へつらうこと。
今、売れているあれこれに出来るだけ沿う物を作る、商品化すること。
これが、マーケッティングの延長線上に新たな作品(商品)を作って提案することです。
残念ながら、売れるモノづくりの多くは曲意阿世であることが多いのです。

では、今度は自分の意に沿う作品作りについて考えてみましょう。

オリジン、オリジナル、オリジナリティという言葉があります。
自分が考えた、作った唯一無二という側面もありますが、同時に本物とか未処理品とかの意味も在ります。
宝石でいえば未処理を意味しますし、作品の場合は私の創作ですという意味に使われます。

自分で考えたオリジナルも、結局はそれまでに脳内に蓄積されたデータを組み合わせた結果である点は言うまでも在りません。ふと、面白い組み合わせを考えついたので形にしてみました。という事です。

そして、何処にもない、他の人には考えつかないだろう?と思っても、それを組み立てる段階で、自分的に心地の良い処で完成させる、そこまで微調整する。という作業が必ずあります。これは残念ながら過去のデータとバランスをとる作業に他なりません。
音楽などでは曲調や歌詞に、何処かで聞いたことあるような。となるのはこのためですよね。致し方ないです。

僕は、オリジナルを作りたければ、出来るだけそのジャンルの勉強をしないこと。と伝えます。
自分がやりたい事の歴史を追いかけたり、有名なデザイナーの作品を見たり、今の流行を垣間見ることは、何処かで見たことをいたずらに増やすだけです。なので、違うジャンルからヒントを得、それを脳内で自分なりに組み合わせる以外にオリジナル作品を創り出すことは出来ません。正確には、オリジナルと認識することが出来ません。

作家としての活動を辞めて、評論家や批評家、研究者、講師になりたい人がそういった事をすればいい訳で、決してプラスにはなりません。作家にとって何も知らないことほど強いものはありません。
子供は面白いもの作り出しますよね、情報量が少ないゆえんです。

でも実際には、最初はそうであっても、キャリアと比例して知ってしまうことからは逃げられませんけれどもね。
見ざる、聞かざる、嗅がざる、味わざる、触らず、など無理なお話です。
クラフトショウにも出ないで、作家同士の交流も一切拒否して。何処か、世の情報から一切隔離された無人島で作品作りをするしかありません。ですが残念ながら、あっという間に創作意欲も消えてしまうのではないでしょうか。人と会わないので、一切の評価を得ない訳ですから。

売れること、人様からの良い評価を一切期待しないこと、むしろ、逆を目指す以外に究極なオリジナル作品は出来ないのかもしれません。売れる物を作り続けると認知度が上がり、あんな媚びたもの作ってと言われ、売れない物を作っていると何を独りよがりなと言われ。

偶々、何か凄いものが出来てしまった場合も、それが賛辞を浴び、以降、人様からの期待に応えよう、もう一度賞賛を浴びたいと阿(おもね)って壁に当たったり。

物作りと曲意阿世は切り離せないのかもしれませんね。