ワイヤークラフト&アート

ワイアークラフトマスター講習のご案内。(wireなので正確にはワイアーなのですが、便宜上タイトルのみワイヤーと表示しています。)

ほら、その先に隠れているよ。良~く視て視て。

写真は本日の課題作品とは限りません。

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今日は、裸石のラッピングとストリームラインチョ―カ―。

一見、シンプルに見えることほど奥が深いものですよね。

いつでも、基本の先にアレンジがあるんです、その逆なんてものはありません。

だからこそ、カリキュラムの積み重ねが大事。

近道はありません。

今は少人数だから出来る、伝えられることが沢山あるので、その分、受講者さんにはチャンスが一杯です。

早く、ご自身の作品を作って人様に露出、観ていただく、批評していただくことが必要だと思います。

うまくなってからなんて臆病な事を言っていたら駄目。

勇気を持って、自分の作品を身に着けて歩くことが大切です。

専門的に視て技術が稚拙でも、可愛くって使いやすそうで安価ならお客様はお買い上げになるかもしれません。でも、その後に衣類や肌を傷つける、少し引っかかったら壊れるといったような具合ではお話になりません。

販売するようになってからでは、お客様以上に作家としてのダメージは測り知れません。

なので、恥は今のうちに沢山経験しなければならないのです。

 

僕が考える、プロとアマの大きな違いは次の3っつ。

1番目は、チェックポイントの多さ。

細部に渡る目視と触診によって、どのくらいのことが読み取れるかです。

よく、テレビで「素人目に観ても分かるよ。」なんてことは実際にはありません。

素人目にはほんの一部分しか分からないのです、玄人目だからこそ分かることはとても多いと考えるのが本当ですよね。

2番目はタイムコスト。

時間を掛けて素晴らしい作品を作ることが許されるのはアマチュア。

プロは制作時間というコストが商品の販売価格に見合うかどうかが大事。

時間ばかりかけて凄いものを作っても、ビジネスにならない価格なら作っても無駄です。

注文されても困りますし、卸し価格も付けられません。

そして、3番目は、売れる物作り。

作家もデザイナーもレベルが上がれば上がるほど、世の中にない物、誰も作っていない物に興味がいきます。でも、対象となるお客様がそれに比例して絞られてしまうのでは、販売方法自体が難しくなり、プレゼンする見込み客様も限られてしまいますものね。

まあ、これが最も難しい、これが分かるのなら誰も苦労しません。

やはり、一人で考えるのには限界があります、大きなチームなら、企画会議というフィルターがありますからね。

 

大切な事はいつもその先に隠れているんです。

ほらっ、その先ですよ。良~く視て視て。('v')

後2名で定員、受講者さんお待ちしております。

来週は、3月25日(月)と27日(水)に二子玉@rst会場で開催。

僕は、今週末、23日(土)池袋西口公園「青空個展」

24日(日)秋葉原UDXビル1階FMに出展しています。

xaique2010@gmail.com

zenju